バラバラ歯科兄いもうと

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070124i115.htm

「なぜ兄に謝って…」渋谷・遺体切断、両親が手記公表
 東京都渋谷区の短大生、武藤亜澄(あずみ)さん(20)の切断された遺体が自宅で見つかった事件で、亜澄さんの両親が24日、二男の予備校生勇貴容疑者(21)の弁護士を通じ、現在の心境をつづった手記を公表した。

 「娘亜澄の死亡と二男の凶行がどうしても結びつかない」「何故(なぜ)あの時、亜澄が兄に謝ってくれなかったのか」などとつづったうえで、勇貴容疑者が亜澄さんを「両親を悩ます元凶」と思い込んだのではないかと記している。

 手記を公表したのは、歯科医師の武藤衛さん(62)と妻の洋子さん(57)。

 この中で夫妻は、一昨年春の亜澄さんの短大入学について、「勇貴が懸命にパソコンで探し当て、期限に間に合った」という経緯を明らかにし、「3年間も口をきかなかった」と報道されている亜澄さんと勇貴容疑者との関係について、「若干事実と異なる」「決して険悪というものではありませんでした」としている。

 一方で「亜澄の他を顧みない自由奔放な性格と言動は、家族から理解されていなかった」「こうした亜澄の生活態度を見ているうちに、勇貴は、妹が両親を悩ます元凶と思い込むようになったのではないか」などとつづった。

 そして、「何故あの時、亜澄が『ご免なさい』と兄に謝ってくれなかったのか、もし謝ってさえいてくれれば、兄も我に返り、このような凶行に至らずに済んだのではないか……と今更ながら詮無(せんな)い繰り言を繰り返す日々であります」などと、両親としての苦しい胸中を述べている。

 手記の公表について、勇貴容疑者の弁護士は、「両親は『エリート一家の重圧』などが事件の遠因となったとされる報道に大変心を痛め、自分たちの言葉で事実を伝えたいという思いがある」と説明している。

(2007年1月24日21時58分 読売新聞)

なんにしても上手くいかんね。
エリート一家でそして、親類みんな有能で、一番上の長男も有能で。
その中でみそっかすだったふたりの兄妹には、いろいろなことがあったんだろうなって思うよ。
妹が、兄に向かって屑っていうのも分かるし、兄が妹に対してしたこともなんとなく理解できる。
兄妹で、本当に嫌いってワケじゃなかったんだろうな、傷の舐めあいをふたりで出来てればこんなことにはならなかったと思うし、でもそういうことも出来なかったんだろうな。
なんかやりきれねっす。